「会津磐梯山の松ぼっくり」入賞 舞台裏1



2013年9月初旬

会津の米粉スイーツコンテスト締め切り、そろそろだなー何作ろうー
本当に出すかなあ、出すでしょう、出したいもんね、
地元となった会津で、自分の好きな分野の料理を活かして貢献できるような何かをしたい、
そう、会津の皆さんにも広めたいことがあるのです……




「会津若松市では、本市産こしひかり米粉の利活用を推進しています。」(会津若松市役所 農政科)
「米粉促進」共感しました。
個人的には、こしひかりである必要は無いですが
お米食べようよ日本人、できれば地元産の、と、思います。

パンもおいしいですし、わたしも好きで良く食べます
が、食べて調子良いのは、間違いなくお米です、わたしの場合は。

米の消費量を増やしたい、そんなことを以前から思っていました。
ですから、日本では収穫量が少ない小麦粉のかわりに、
米粉を使った料理やお菓子を色々作ってみたい、という希望が以前からあったので、
会津でこのイベントに興味を持つのは、自然なことだったのです。
今年は一歩、前に出ました。
去年は気になっていただけだった「米粉スイーツコンテスト」に
応募したのです、会津の人として。
昔から日本人が食べてきたお米、そして米粉、地産地省、
創作レシピ発信役、それを元に家で作り食べて楽しむ受信役、
キャッチボールで成り立つこの活動は、土着性を強くするでしょう。
協力し合って、地元を盛り上げる取り組み、大切なことです。
当たり前に出来ないことのような気がします。

ここ会津では、会津愛に満ちた人々が会津を守る強い気持ちがあるように感じており、
地元の人同士が協力し合い、気持ちが団結している土地だという印象があります。
(どうなんでしょうか、実際のところは。身近な方がたまたまそう見えるだけなのでしょうか。)

鶴ヶ城

うちでは白米ではなく玄米が主食、調子がいいです。
この体験から、玄米の素晴らしさを知っていただきたい気持ちがコンテストで活きました。

材料ともなり、家に在庫していた
玄米粉と、お菓子作りに適していそうなエゴマ粉は福島県産、
タイやインド風のスパイシーカレー好きなので、使いきりサイズのココナッツミルク
(できれば会津産で、というコンテストの概要あり)

会津産の玄米粉をメインに
会津もそうですが山がある場所、また、東北では良く採れるイメージの
〝エゴマ”(じゅうねん)
キッチンで目があったココナッツミルク、
この新しい三つの組み合わせでクッキーを作ろう、と閃き「コレはいける、賞とれる」とも同時に
良く作っていたクッキーレシピに当てはめて新たなレシピを考案しました。

しかし、
ここまで決まっているのに、中々手を付けないのがわたし
余裕ある行動が出来ない、計画性が最近益々なくなってきたように感じます。
かつて、有言実行だったわたしはここにはいない
わかっちゃいるけど困った習慣

そんな自分の至らなさから、後半どん詰まりになりましたが、
腑に落ちる内容での申込書も提出でき、
やりきった後は天にお任せです。

担当者の方には本当にお世話になりました。提出遅くなって申し訳ありません!
そして、選考に入れてくださり、誠にありがとうございました! この悪癖は悔い改めます!
それが、みんなのためなのですからーっ

試作品
初回レシピ一部 <お米のカップで計量>
玄米粉 1+1/4  エゴマ粉 1
と、かなりエゴマリッチな仕上がりでした。
色もこのように、かなり濃く
より松ぼっくりっぽかったです。

しかしこの配合だと、
元から少なめの甜菜糖の甘味が消えてしまうほどの
エゴマ粉の香ばしさ、玄米粉のざくざく感、ココナッツミルクの南国感……
これは一般受けしない味だと判断し、レシピを作り直しました。

・・・・・

一日一食、ちょこっとだけから、
毎回一品、そのうち全食、ホームメイドの日常化へ、
米粉料理や米粉スイーツが会津中で一般化し、
玄米や、未精製の調味料、自然発酵食品など昔ながらの食べ物が、
きっと近々、福島県~日本中で、メジャー選手になるにちがいありません。

元に戻ろう、戻そう
余計にかかる心身の負担を減らして
エネルギーの使い道を考え直すときが来ていると思うのです。

続く